松井 敏也

更新日: 12/08/21 03:01

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研究者氏名松井 敏也
 マツイ トシヤ
所属筑波大学
部署芸術系 
職名教授
学位博士(学術)(岡山大学)
 


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担当科目

文化財保存科学概論、保存科学演習I、保存修復材料技術論、保存科学演習II


専  門

文化財保存科学

 

研究テーマ

1.文化財保存環境・・・文化財展示、収蔵施設のpreventive Conservation,ならびに環境調査、改質、改善調査

2.文化財のFirstAidと防災対策・・・各種素材の応急処置法の開発研究、文化財収蔵箱の開発、防災意識調査など

3.石造、レンガ、土製建造物の保存・・・カンボジア、アンコールバイヨン寺院、インドネシア・ボロブドゥール遺跡、中国・麦積山石窟、中米エルサルバドル・チャルチュアパ遺跡

4.文化財材料科学・・・顔料、漆、岩石、土、金属などなどの形態学的、材料科学的研究

5.鉄製文化財の腐食・・・鉄製文化財の腐食メカニズムの解明と腐食診断データベースの構築など

 

取得科学研究費など

1. 生物が着生した炭酸カルシウム系材料の劣化特性とその診断手法の開発[基盤B]

2.歴史的建造物の内部で展開される多様な利用形態が建物や収蔵文化財に与える影響[挑戦的萌芽]

3.考古学的鉄遺物の地質環境における腐食に対する微生物影響研究[先行基礎工学研究]

4.アンコール遺跡バイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究[基盤A]

5.インドネシア・ボロブドゥール遺跡保存のための拠点交流事業[基盤A]

6.世界遺産プランバナン遺跡群の地震被害と修復に関する保存工学的研究[文化庁委託]

 

ゼミ学生のこれまでの研究テーマ

1.文化財に用いられた炭酸カルシウム原材料の形態学的研究

2.タイにおける文化財の社会的役割に関する研究

3.考古遺産における文化財情報提供に関する研究―過去と現在をつなぐデジタル情報技術の可能性―

4.可視光線、赤外線下でのデジタルカメラ撮影を利用した浮世絵版画に使用される着色料の同定

5.合成樹脂による劣化したコンクリート造文化財の防水処理

6.中央アメリカ・エルサルバドルの土製構築物に用いる修復材料の検討

7.露出展示遺構の保存評価試案

8.日本ハリストス正教会におけるイコン保存に関する一考察

9.金属遺物における腐食生成物の形態的特徴と腐食抑制への試み

10.石材を中心とした多孔質材の強化方法に関する研究

11.木彫仏像の修理における理念と手法の変遷に関する一考察―後補塗重ねに関する調査を中心にー

12.煉瓦造建造物の予防保存のためのモニタリング手法の提案―旧富岡製糸場の木骨煉瓦建造物における試みー

 

著作・論文

・「光学調査の利用法」『文化財保存修復専門家養成実践セミナー』 文化財保存支援機構、pp.35482010

・『出土鉄製文化財の保存とその対応』 大成社、2009

・『鉄関連遺物の分析評価に関する研究会報告』()日本鉄鋼協会 社会鉄鋼工学部会、2005

・「仲覚兵衛屋敷跡出土漆喰資料の原材料の同定」『仲覚兵衛屋敷跡』、南九州市教育委員会編、2009

・「浮き彫りの保存修復材料の耐候試験と環境調査」『アンコール遺跡調査報告書2009』日本政府アンコール遺跡救済チーム編、2009

・“Volatileorganic compounds from wood and their influences on museum artifact materialsI.”,Journal of Wood ScienceTheJapan Wood Society514pp.363-3692005

・「炭酸カルシウムの原材料に用いられた貝殻と石灰岩の形状による識別」,古文化財之科学,pp.1-122005

・「鉄製文化財に見るさびとその保存」,鉄関連遺物の分析評価に関する研究会報告,pp.187-1922005()日本鉄鋼協会

・「海洋遺跡出土鉄製遺物の腐食状況とその成因についての検討」,歴史遺産研究紀要,pp.41-482003

・「ベイスギ(Thujaplicata)を内装材に用いた収蔵庫の空気環境とその揮発成分の文化財材質への影響-鉄の腐食の場合―」,古文化財之科学,Vol.46pp.58-652002

・「鉄製文化財の腐食と埋蔵環境-1-」,文物保護技術研討会,中国文物研究所, pp.71-782002

・“Examinationand Conservation of Ancient Iron”,InternationalCongress on the Conservation and Restoration for Archaeological Objects Nara National Research Institute for Cultural Propertiespp.87-942002

・「さびた鉄をさびたまま保存する~出土鉄製品の保存~」,マテリアルライフ学会誌,Vol.14pp.29-332002

 

所属学会

日本文化財科学会、文化財保存修復学会、腐食防食協会、ICOM-CC、地衣学会、木材学会

 

受賞歴

20054月  日本鋼鉄協会 学会賞(山岡賞)受賞
2007
6月 文化財保存修復学会 第一回学会賞(奨励賞)受賞